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>月齢1のお月様も綺麗でしたよ
そして、このお月様が、グルッとひと回りして次!皆既日食を起こすんですね。
私は見に行かれないけど。
妬みじゃないですけど、今年の皆既日食は大変なんじゃないかなぁ・・・とか思ったり。
なにぶん日本とはいえ、見事に全部離島。航空料金もツアー料金も釣り上げられた上、ひどいところは抽選・・・。
そして観測会場。・・・炎天下。辺りは、夜明け前から極軸を合わせた天体望遠鏡の群。
みんな眼が血走っている。
「熱中症?そんなの関係ねえ!第三接触を確認したら、撮影したら、後はどうなったっていい。俺は、燃え尽きるんだ・・・」
そうこうしているうちに、食分95%を越え、辺りの緊張がこれまでに無く昂る!
ダイヤモンドリング!・・・皆既!
「おおおぉぉぉ!」辺り一面パシバシシャッターの音。
「黒い太陽・・・いや、月なのか?極上のコラボレーション・・・」
「星が見えるぞ!」「どこ?」「あそこ」「ああ、あれ金星ね」「シリウスゲトー!」
「ああ、あれ、水星だよ!・・・あんな高々と輝く水星、見たの初めてだ」
「真夏のオリオン!ほら、金星の下の方・・・」
「いつの間にか、風が涼しいね。」
「ほら、海、ここだけ暗くて、地平線が明るいよ。それが近づいてくる!」
「日食も後半だな。」
そんな様子だけならまだしも。
ガシャ・・・(機材がぶつかる音)「あ゛〜!バカヤロ!何ぶつかってんだよ!赤道儀ズレちゃったよ!視野に太陽入ってねーよ!どーしてくれんだよ!今さら間に合わねー・・・ぁぁぁっ、ああ゛ぁぁぁ!!」「・・・すみません・・・・」「スミマセンじゃ済まねんだよ!ぁぁぁっ、ああ゛ぁぁぁ!!」(怒鳴り声は、いつしか泣きべそに変わっていた)
世紀の天文ショーは終わった。熱い。頭痛がする。身体が重い。もう、朦朧としていて熱中症なんだか達成感なんだかさっぱり判らなくなった天文ヲタク達が、宿へ空港へと引き上げて行く。
行った先で、また叫び声が聞こえる。観測地で何か大切な物を無くしたらしい。取りに戻って探していたらフライトに間に合わない。
そんなことより、おまいら、明日からまた仕事だろ?社会復帰できるのか?
なんて、そんな事まで想像したり。
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